七五三 2023年11月15日
七五三の由来は諸説あるそうですが、、平安時代の頃から宮中で行われていた3つの儀式が基になっているとのことです。現代に比べて医療の発達や衛生面も全く違う時代は、子供の死亡率がとても高かったので「7歳までは神のうち(神の子)」として扱われ7歳になって初人として一人前であると認められていたとのことです。子供が無事に育つことは大いなる喜びであり健やかな成長を願い、3歳・5歳・7歳の節目の成長を神様の感謝し、お祝いをしたことが七五三の由来とされています。
江戸時代に現在の七五三の原型として武家や商人の間に広まったといわれ、明治時代には「七五三」と呼ばれて庶民に広まり、、大正時代以降に現在の様な形になったとされているようです。
3歳・5歳・7歳を節目としたのは、、暦が中国から伝わった際に奇数は縁起が良いとされていたことと 「3歳で言葉を理解し、5歳で知恵がつき、7歳で乳歯が生え替わる」という成長の節目の歳であることだといわれています。中でも7歳は「神のうち(神の子)」から人間として現世に完全に誕生する大きな祝いの歳とされていて7歳の儀式を重視する地方が多かったそうです。
七五三は、、地域によって独自に発展した側面もあり、少しずつ文化も違うようです。
七五三に欠かせない千歳飴はその名の通り「飴」ですが、、その長さが特徴で最長1メートルまでと決められていて太さは15ミリという制限があります。飴は伸ばすとどこまでも伸びていく、、ということから長寿を連想させる縁起物とされています。そしてこちらの飴を食べることで、、【細く長く】そして【粘り強く】いつまでも元気で健やかに成長しますようにと祈願する意味があるとのことです。
千歳飴の由来は諸説ありますが、、①浅草の「千年飴」・・・浅草寺の飴売りをしていた七兵衛が紅白の飴を「千年飴」というネーミングで売り歩いたのが始まりで‥千年という言葉が長寿をイメージさせる縁起の良いものとして ご利益があると広まり、そのうち千歳飴という名前に変わったといわれています。 ②大阪の「千年飴(せんざいあめ)」・・・大阪の平野甚左衛門が江戸の境内で飴を売り始め、千歳飴(せんざいあめ)と読まれておりその飴を食べれば千歳まで生きられるとして人気を集め‥長寿の飴として有名になり千歳飴(ちとせあめ)と呼ばれるようになったといわれています。 この様な①②が有名な説です。
千歳飴の袋には子供が好む様々なデザインが描かれています。神社や仏閣で購入する千歳飴には基本的に縁起物が描かれています。
日本で縁起物と言えば「松竹梅」「鶴」「亀」ですが、、華やかに描かれている袋はとても目を引き付けます。
みなさまが元気で健やかでありますように、、、そしてお客様の生活をより良いものに…