これからのシーズンのビタミン補給に最適・・・ネギ(葱)
効能は、、強壮・強精・利尿・発汗 旬は冬 アジア産のユリ科の多年生草本。
日本には古くから伝えられ『日本書紀』や『万葉集』にもその記載があります。気を高める作用が古くから知られていました。
ネギを含め、タマネギ・ニラ・ニンニクなどのアリウム属の野菜は、、アイリン(アリル硫化物)が含まれ‥強壮・興奮・去痰・発汗・利尿・駆虫などの作用を示し、熱の出る病気に対して用いると体内の老廃物を排除し 解毒・消炎作用を発揮します。
アイリンを含む植物を調理して細胞を砕くと、、アイリンは一緒に含まれているアリナーゼ(酵素)により分解されてアリシンに変化して強烈な刺激臭を放ちます。
ビタミンB1は・・・アノイリナーゼという体内の酵素により破壊されるのですが、アリシンと結合してアリチアミンに変化すると破壊されないのでネギ・タマネギ・ニラ・ニンニクなどのアリウム属の野菜はビタミンB1の働きを高め、、、滋養強壮・鎮静効果を促進してくれます。
ネギの青い部分には、、βカロテン・ビタミンB2・ビタミンC・ニコチン酸などのビタミンやカルシウム・リン・マンガン(造血作用)などのミネラルが存分に含まれていますのでこれからの冬場のビタミン補給に最適な野菜です。
ニンニク・ニラと共にネギは『葷(くん)』と呼ばれ、、酒と共に禅寺の山門に入ることを禁じられていたのですが、強壮・強精作用があるからと思われます。
ネギは鍋にも最適ですが、、色んな料理に添えたり、単品食として美味しくいただけると思います。
来週は寒くなりそうです。あったか料理にネギを合わせて元気効果を取り入れてはいかがでしょうか・・・
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