屋根塗装の費用や見積もりの注意点
屋根は自然環境から建物や住む人を守る大切な役割があり、住宅に長く快適に住み続けるためには、定期的な屋根のメンテナンスは欠かせません。しかし、大きなトラブルがないと、なかなか痛みや劣化に気がつきにくい部分でもあります。今回は屋根塗装の必要性や費用相場、注意点などをご紹介します。
屋根塗装のメンテナンス時期
屋根の種類によって異なりますが、劣化がはじまる約10〜20年が屋根のメンテナンス周期となります。
屋根塗装の費用相場は40万~80万
屋根塗装をお考えの方が真っ先に気になるのは費用かと思います。見出しの通りで屋根塗装の費用相場は40万〜80万です(30坪程の2階建て住宅)。もちろん、選ぶ塗料や屋根面積によって金額は異なります。
屋根塗装の見積もりの内訳について
屋根塗装の場合、何社か見積もりをとって比較検討することが大切です。正しく判断できるように、見積もりの内訳を事前に把握しておきましょう。
材料費
塗装工事で必要な塗料や資材などの費用です。塗料の種類や使用する量によっても異なります。一般的な2階建ての住宅だと使用する塗料缶は2缶が平均的です。
工事費
高圧洗浄・養生・塗装作業・現場管理費など人件費も含めた料金が工事費に含まれます。
他にも部分的な修繕が必要な場合は別途料金が発生します。
足場代
平均費用として、足場単価は1㎡あたり600~1000円/㎡です。一般的な30坪ほどの二階建て住宅の場合、15万~20万前後が足場代の費用となります。ちなみに、施工内容にもよりますが、足場代が無料になることはほぼありません。「足場代は無料です」といったセールストークには注意しましょう。
その他
その他、交通費・駐車場代・保険料・事務手数料などがあります。1つ1つは小さい金額ですが全体の2~3割ほどを占めることもあるので、何にかかる費用なのかを確認しておくようにしましょう。
屋根工事の種類
屋根の劣化がひどい場合は塗装だけでなく、工事が必要な場合もあります。主な工事の種類と費用を確認しておきましょう。
屋根の葺き替え工事
古い屋根材を撤去し、新しい屋根材に張り替える工事です。築年数が30年以上のお家や屋根の劣化が激しい場合に必要となります。屋根葺き替え工事は、しっかり現地調査を行った上で工事しないと雨漏りやトラブルの原因になります。予防策としては、業者に現地調査の内容や工事の工程を質問することです。優良な業者であれば、知識のない人に分かるように詳しく説明してくれます。
費用目安:80~200万円
工期:7~14日ほど
屋根重ね葺き工事(カバー工法)
カバー工法は、今の屋根材の上から新しい屋根材を取り付ける施工方法です。既存の屋根材の撤去などが不要なため、葺き替え工事よりも費用を安く抑えやすいです。こちらも現地調査の診断を誤ると屋根の劣化を早める原因となりますので、屋根の下の状態まで業者にしっかり確認してもらいましょう。
費用目安:70~150万
工期:1週間ほど
部分補修
屋根の部分補修は、瓦・板金・漆喰・雨樋などの交換や修繕があります。工期が短い、費用が安いといったメリットがあります。ただ、屋根の場合は局所的に痛むことは少なく、部分的な修繕を繰り返すことでかえって費用が高くなることもあるのでお気をつけください。
費用:1mあたり3000~10000円(※場所や種類によって異なります)
工期:1~5日
屋根工事しないとどうなる?
●雨漏りや剥がれの発生
屋根は雨風や日光に年中晒され続けるので、少しずつ劣化していきます。定期的なメンテナンスをおこなわないと、屋根の塗膜がはがれ屋根材自体の痛みが進行してしまいます。その結果、雨漏りの発生や屋根の剥がれといったトラブルの原因に繋がります。
●工事費用が高くなることも
屋根の痛みを放置しておくと劣化が進んでしまい、最終的に修繕費用が高くなる可能性があります。経済的な負担を減らすためにも屋根は定期的にメンテナンスされることをおすすめします。
実績豊富な有限会社セーフティへご相談ください
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