和室を洋室にリフォームする際のポイント
以前は使っていた和室が今は物置き部屋に。。なんて方もいらっしゃるのではないでしょうか。ライフスタイルの変化とともに、和室が上手く活用できず、持て余してしまう方も多いようです。今回は、ご相談も多い和室を洋室にリフォームする際のポイントや注意点、費用などをご紹介します。
和室を洋室にするメリットとデメリット
メリット
掃除がしやすい
畳は吸湿性に富み、ダニやカビが発生しやすい特徴があります。表面的に掃除はできても畳の中に住むダニやカビを除去するのは非常に難しいです。定期的な天日干しで予防は可能ですが、忙しく過ごす中で普通の人がするには決して簡単とはいえません。洋室のフローリングであれば、掃除は掃除機やモップなどの普通の掃除で問題ありませんし、カビやダニも畳よりは発生しずらく家事の負担を減らすことが出来るでしょう。
家具の配置がしやすい
畳の上に重い家具や荷物を置くと、沈んだり形が残ったりします。絨毯やタンスをずっと畳の上に置きっぱなしにすることでシロアリ被害が発生すること恐れもあります。フローリングの部屋になれば、家具の配置やレイアウトも自由度が広がりますので、使い勝手のよい空間に変えることが可能です。
デメリット
クッション性が低い
フローリングは床が硬くなるので、ぶつかると衝撃を受けやすいです。お子さんや高齢者のケガなどが気になる場合はマットや絨毯などを引いて対策しましょう。
汚れがシミになることも
フローリングの種類にもよりますが、水や汚れがついた箇所が跡に残って消えなくなる場合もあります。フローリングに限った話ではありませんが、時間が経つと取れにくくなりますので、ついた汚れは早めに取り除くようにしましょう。
【和室を洋室へ】リフォーム内容と費用
畳をフローリングへ変える
床のリフォーム費用の目安としては20万円前後です。部屋の広さや選ばれるフローリング材によって、10万円以下になったり30万円以上になることもあります。床のリフォームの際は、ただ畳を撤去してフローリングを設置するだけでなく、断熱材や防音下地を入れる必要があることもあります。もちろん費用がかわってくるため予算と機能性とのバランスを考えて施工内容を検討しましょう。
壁・天井を洋風に
約20万円程度が費用目安となりますが、業者によっては床と一緒にリフォームを行うことで割安に施工できることもあります。築年数の長い建物は砂壁や木柱があるので、下地工事をした上での施工となります。お住まいの和室の造りによって費用が変わってきますので、予算目安も10万~40万程と幅があります。
押し入れをクローゼットに
クローゼットにすることで使い勝手がよくなる方は多いです。予算は10~20万程が目安となります。ふすまの枠をそのまま使って扉材だけ洋風の引き戸に変える場合は10万円以下に収まることもあります。扉材のグレードによって料金はさまざまです。押し入れが広く、ウォークインクローゼットに変えたい場合は50万くらいの予算を考えておきましょう。
床材の種類
和室を洋室にリフォームするための床材にはフローリングやクッションフロアが利用されます。それぞれの特徴をおおまかに把握しておきましょう。
単層フローリング材
木そのものを切り出してフローリングにしているので、経年とともに自然の風合いが楽しめます。フローリング材が同一の木材で形成されるので単層フローリングともいわれます。選ぶ木材の種類によって価格に差があります。
複合フローリング材
合板などの基材の表面にシートや無垢材を張り合わせたフローリング材を複合フローリングと呼びます。遮音性、耐傷性、クッション性など機能が付加されたものもあります。単層フローリング材よりは施工コストは安いことが多いです。
クッションフロア(シートフローリング)
フローリングよりも施工費用を抑えながら木目調に仕上げる方法として、クッションフロアへの張替えがあります。クッションフロアは木目がプリントされたビニール素材で、本物に見えるような細密なものからひと目でシートと分かるものまで多岐に商品があります。
和室をリフォームして空間を有効活用しよう
使えていない和室をリフォームすることによって、お住まいがより広く、快適な住空間に変わります。リフォームに関する気になること・お困りごとがございましたら、是非お気軽に有限会社セーフティまでお問い合わせください。