塗装の基本的条件
塗装は塗装することで塗膜となって、その目的としての役割を果たすようになります。
しかし・・品質の良い塗料でも塗装作業が不適当であると、その性能を十分に発揮することができません。
適正な結果を得るためには・・基本的条件を守ることが大切になります。
①塗料の性質を理解して使用方法を誤らないこと。(特にシンナーを間違わない)多液型塗料の場合は重さも計り、混合比率を守る。可使時間(使用時限)を正確に守ること。
②素地調整を入念に行う。調整した面に素手で触らない(指紋が付くとサビや膨れの原因にもなる)
③塗料の性質と状態に適した塗装用具を使用する。
④塗料は顔料が沈殿分離していることがあるので、十分にかきまぜてから使用する。
⑤一度に厚く塗りこまない。・・・乾燥不慮や縮みを生じる恐れがあるため。
⑥塗装場所の環境は500ルクス以上明るくして、平均した明るさであること。
⑦指定された塗装間隔を守る。
⑧低温・多湿を避ける。・・・気温5℃以下湿度85%以上は確実に避ける
⑨塵埃を避ける。
⑩風速5m以上の場合は避ける。