乾式コンクリート瓦(モニエル瓦など‥)の塗装塗膜の剥がれ対応施工について、、
10数年前に塗り替えをした 乾式コンクリート瓦ですが、当時は下塗材の開発状況や乾式コンクリート瓦に対する工事工法の知識・認識に各塗装業者に 行き届いていなかったことがあったため、写真のように表面塗膜が剥がれている似たような お家を見かけることがあります。不密着となっている 既存の塗膜(旧塗膜)は剥離剤の使用と併せコツコツと確認しながら確認出来る限り剝ぎ取る作業が重要になります。高圧洗浄も取り合わせて、とにかく確認できる不密着塗膜を剥ぎ取って…塗装工程へと進行しなければ また数か月後・数年後に似たような剥離が発生してしまうことになるからです。お客様は問題を解決して安心したいから この業者ならと選んで 依頼していただいています。この問題点=お客様が最も気になり、不安に感じている点 を改善しないことには対応させていただく側としても納得いきません。写真のような進行で努力 対応をさせていただきました。それでも不安が最低限に留まり、数年後の剥がれを最大最小限に抑えられればと‥そして耐久性、耐候性も高いレベルの期待値が望める様にと考えて下塗材のスラリー強化プライマーは当然の工程ですが 仕上げ塗料は弱溶剤では施工後の塗膜剥離の危険性が考えられますので、本件(写真)の仕上げ塗料は水性系の2液型塗料を使用しています。
剥がれていた面と不密着となっていない塗膜部(活膜)の部分には 仕上がりの艶(光沢)に結構な差が生じてしまいます。工事工法の仕様書以上の(瓦の場合は薄く重ね塗りをするのが適正な工法です)仕上がりがより一層良くなる努力の対応をしました。