塗料は塗装することで塗膜となります。
塗料は塗装することで塗膜となり、その目的を達します。しかしながら品質の良い塗料であったとしても塗装の作業が不適当であったとしたならば、その性能を発揮することはありません。塗料の元来有する耐久性能と効果の期待値を得ることはありません。
①塗料の性質を見極めて使用方法を守ること。
多液形塗料は混合比率を守ること。
可使時間(使用時限)を正確にまもること。
②素地調整には時間をかけて入念に行うこと。
③塗料の性質などに見合う(好適)塗装用具を常に整備しておくこと。
④塗料は沈殿分離していることがあるので、十分にかき混ぜてから使用すること。
⑤一度に厚く塗らない(乾燥不良・縮みが生じる恐れがあります。)こと。
⑥指定通りの塗装間隔を守ること
⑦塗装場所は500ルクス以上に平均した明るさであること。
⑧低温・多湿を避けること。(気温15~30℃で湿度40~75%の範囲が良好)
⑨0.01㎜いじょうの塵埃は塗面に害を及ぼす可能性が極めて高いため、塵埃を避けること。
⑩風速3~5m/秒 以下の風が適度の通風である。強風にさらされないこと。
塗装概論には基本的条件が明記されています。